ご相談内容
コンマ数ミリの長さで均等にカットできるチューブカット装置を探している。
問題点
事前にお客様側で一般的なチューブカット装置を使って試してみたが、均等にカットできなかった。
弊社での検証の結果、以下の問題点が見つかった。
- チューブカット装置のボビンの巻き量により、材料の張力が変わりカットに誤差が出てしまう。
- チューブを手動で送り出すことにより均等カットは可能になったが、人的コストがかかりすぎる。
解決策
検証の結果、手動で調節しながらチューブを送り出せば均等カットできることがわかったため、これを一段進めて張力を自動調整できる送り出し機を独自開発。安定した均等カットに成功した。 その後、お客様に納品したオリジナルのチューブカット装置は長期にわたり問題なく稼働している。
今回のポイント
- 今回の案件は、カテーテルの加工で常日頃からチューブカット装置と向き合ってきた弊社の知見が活きた。また、そのような弊社を見つけ出したお客様の慧眼とも言える。
- 通常は委託製造業務を主としている弊社であるが、今回の案件についてはトータルコーディネーター的な立ち場からの解決事例となった。